カスタムSMTPでメール送信を設定する
Gmail・Outlookなど定番プロバイダ以外のメールサービスや、自前のメールサーバーを利用するための設定手順です。
対象
カスタムSMTPは、以下のようなケースで利用します。
- 自前のメールサーバー(Postfixなど)を運用している
- プリセット以外のメールサービスを使用している(さくらのレンタルサーバー、ロリポップ、ConoHa WING、AWS SES、Resend、Postmark、SendGrid、Mailgun など)
- 社内のメールゲートウェイやリレーサーバーを経由して送信したい
上級者向けの設定です
カスタムSMTPはSMTPの基本的な知識がある方向けの設定です。Gmail・Outlookなどの主要プロバイダをお使いの場合は、各プロバイダ専用のガイドをご利用いただくほうがスムーズです。
事前に用意する情報
設定前に、ご利用のメールサービスから以下の情報を確認してください。
- SMTPサーバーのホスト名(例:
smtp.example.com) - ポート番号(一般的な値:
465=SSL/TLS、587=STARTTLS) - 暗号化方式(SSL/TLS または STARTTLS)
- 認証ユーザー名(多くはメールアドレスそのまま)
- 認証パスワード
請求書ナビでの設定手順
- 設定 → メール送信を開きます。
- プロバイダの選択で 「カスタムSMTP」 を選びます。
- 「差出人メールアドレス」に実際の差出人として表示されるアドレスを入力します。
- SMTPホスト・ポート・暗号化方式・ユーザー名・パスワードをそれぞれ入力します。
- 「接続テスト」をクリックし、テストメールが届くことを確認します。
- 「保存」をクリックして設定を確定します。
主要サービスの設定例
例1: さくらのレンタルサーバー
| SMTPサーバー | メールホストの初期ドメイン(例: example.sakura.ne.jp) |
|---|---|
| ポート | 465 |
| 暗号化 | SSL/TLS |
| ユーザー名 | ユーザー名@初期ドメイン または 作成したメールアドレス |
例2: ロリポップ
| SMTPサーバー | smtp.lolipop.jp |
|---|---|
| ポート | 465 |
| 暗号化 | SSL/TLS |
| ユーザー名 | 作成したメールアドレス |
例3: ConoHa WING
| SMTPサーバー | mail[1-3].conoha.jp(契約サーバーによる) |
|---|---|
| ポート | 465 |
| 暗号化 | SSL/TLS |
| ユーザー名 | 作成したメールアドレス |
ConoHa WINGでは、契約サーバーによって割り当てられるSMTPホストが mail1.conoha.jp〜mail3.conoha.jp のいずれかになります。コントロールパネルの「メール設定」から実際のホスト名を確認してください。
例4: AWS SES
| SMTPサーバー | email-smtp.<region>.amazonaws.com |
|---|---|
| ポート | 587(STARTTLS) |
| ユーザー名 / パスワード | SESコンソールで発行するSMTP認証情報 |
注意
- 各メールサービスの仕様は更新されることがあります。必ず各プロバイダの公式ドキュメントをご確認ください。
- 設定後は必ず「接続テスト」で動作確認することを強く推奨します。
- 差出人メールアドレスとSMTP認証ユーザー名が異なる場合、なりすまし防止のため一部のSMTPサーバーでは送信が拒否されることがあります。
- 自前のメールサーバーを使用する場合、SPF/DKIM/DMARCを適切に設定しないと受信側で迷惑メール判定されやすくなります。